ヘルシンキから帰って来て、もう3ヶ月経ってしまいました。。。
はやっ!
この間、旅行記をつらつらと綴ってまいりました。
5/23 スオミ ふたたび。
5/31 帰ってきました。。。
6/7 ヘルシンキにて ホテル編
6/14 ヘルシンキにて もう一度あの教会へ
6/16 ヘルシンキにて アイス食べよう!
6/22 ヘルシンキにて ファーストフードへ
8/2 ヘルシンキにて カフェめぐり
今日の記事を合わせて、24記事。
たった中3日の旅でしたけど。。。濃かったなあー。
FinnAirに乗ると、ムーミンキャラクターのお人形がもらえます。
ただしキャラを選ぶことは出来ないんです。
去年はフローレンでした。。。今年同じだったらイヤだー…と思い、
出来れば、で、いいんですけどー、フローレンじゃないのがいいんです…、
と一応お願いしてみました。
そしたら、今年はムーミン!
ふたりをトランクに忍ばせて、ヘルシンキ入り。一緒に街を歩きました。
楽しいデートだったかな
自分へのお土産、どうしても欲しくて、絶対に買おうと思っていたもの。
aarikka(アーリッカ)のトントゥ。
「aarikka」はカイヤ・アーリッカとその夫エルッキ・ルオコネンによって1954年に創設されました。
カイヤ・アーリッカが工業専門学校の卒業制作で自作の生地で洋服をデザインした時、
カイヤ・アーリッカが工業専門学校の卒業制作で自作の生地で洋服をデザインした時、
ぴったりのボタンが見つからず、自分で木製のボタンを作ったのが始まりです。
彼女の作るボタンは評判になり、ボタンからネックレス、イヤリング、ブローチなどのアクセサリーを
彼女の作るボタンは評判になり、ボタンからネックレス、イヤリング、ブローチなどのアクセサリーを
手掛けるようになりました。
素材にはフィンランドの厳しい自然に育った白樺、松などを用い、モダンなデザインと鮮やかな色彩で
多くの人々に支持されています。
(ミコン フィンランド ショップより)
トントゥはサンタクロースの助手の妖精たち。
去年のフィンランド・カフェで、私もトントゥのお人形の顔描きしました。(記事はこちら)
aarikkaのトントゥも一つ一つ手作りです。
本当にいろんな種類があって、大きさもいくつかあるので、迷った挙句、3つ買い!
大きい方から「スオミ・トントゥ」「スノー・トントゥ」「ミニミニ・トントゥ」。
スオミ(Suomi)は、フィンランド語で、そのまんまフィンランドのこと。木製の国旗が添えられています。
スノウ・トントゥは、木製の雪の結晶を持っています。
ミニミニ・トントウをひっくり返すと、こんな風にロゴが入っています。
もう、超~お気に入り
値段…?日本で買うよりもだいぶお得でした~。えへへー。
自分への素敵なお土産になりました。
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ヘルシンキへ発つ当日。
5月24日。
その日は私の大切なお友だちの誕生日でした。
以前の職場の先輩である彼女はとても元気いっぱいで、人を笑わせることが得意で、
仕事もバリバリできて、食べることもお酒を飲むことも大好きだったけれど、
2年前から闘病生活を送っていました。
そんな彼女に私はこのブログのことを言えなくて…。
だって食べることばかりの内容で…。
病気の彼女に何となく・・・何となく言えませんでした。
でも、よく連絡はしていました。
年末にラスベガスに行ったときも、そう伝えると、
「あー、前にも行ったよね?お土産もらったの覚えてるよー」って。
そして、「Misaの大袈裟なボディランゲージが目に浮かぶようだよ」と、
彼女は冗談めかして言っていました。
ただこのヘルシンキの旅行のことは何となく言いそびれてしまいました。
出発が彼女の誕生日当日だったこと。
彼女が元気になったら、一緒に旅行に行こう!と約束していたこと。
いろんなことを考えていたら、
ずっと病院のベッドにいる彼女に、私はちょっと後ろめたい気持ちに
なってしまっていたのだと思います。
だから空港から、彼女へお誕生日おめでとうのメールを送りました。
帰国してから彼女からの
「お誕生日のステキなメールありがとう!これから梅雨だねー。
最近暑いけれど、その短い初夏の雰囲気を楽しんでね!」
というメールを受け取って…
そのあと、メールのやり取りはいつものように続き、
ヘルシンキの旅行記のこと、言ってみようかな…
病院で退屈だろうから…気分転換になるかな…と考えていた矢先・・・
7月半ばに彼女は亡くなりました。
最後のメールのやり取りをした2日後でした。
連絡が来たときに…何かの間違いだと思って…
だって、おとといメール来たのに?
嘘みたい…信じられないって…
お葬式なんて行きたくない。
仕事の帰りに喪服に着替えながら、そんな気持ちでいっぱいでした。
遺影の彼女は、マフラーぐるぐる巻きで…
こんなに暑いのに、そんな暖かそうなかっこうで、
おかしいよ!暑いのに!ここは暑いよ、夏なんだよって、
式の間ずっとそればかり考えていました。
彼女にこのヘルシンキへの旅のことをお話出来なかったことが
心残りになってしまいながら、それでも私は旅行記をどんどん綴って、
そして今日がやっと最終章です。
サツキさん、私はヘルシンキに行きました。
2回目のヘルシンキ。サツキさんの誕生日に。
楽しかった。
美味しいものもたくさん食べて、面白いことや珍しいことがいっぱいあって、
そういうことをサツキさんとゲラゲラ笑いながら、お話ししたかったなあ。
こうやってこのブログで、ヘルシンキについてたくさん文字を綴ってきたけれど、
もしかしたら空から読んでくれているかも?
何で黙ってたのよーなんて、彼女の笑い声が聞こえてきそう。
また私は機会を作って旅したいと思います。
楽しい思い出を作りに?
いろんなことを知るために?
自分を大きくするために?
だって私はここに生きているから。
生きている限り旅を続けたいです。
単なる距離の移動だけではない旅を。
心だけでも、時には遠い場所まで飛んでいけるような。
そういう気持ちをいつまでも大切にしたいと思います。
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空を仰ぐと、あまりにも蒼くてまぶしくて
吸い込まれそうになって
思わず目をそらす
足元に目をやると
ヘルシンキの石だたみにうつる私の影は
凹凸が出来て、がたがたと揺れて見える
だから せめて
こころの中は揺れないように
しっかりとこの石だたみを踏みしめる
わたしは負けない。
小さく声に出した
石だたみが作るその輪郭を
愛しいと思える 自身の影を
でも、ときには揺らしてみよう
頑張るだけではなくて
肩の力を抜いて
旅に出たときは
風が吹くままに
心が震えるままに
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ちょっと最後はしんみりしてしまいましたが、どうしても書きたかったことでした。
今まで旅行記読んでくださってありがとうございました。
また次回から、美味しいもの中心のブログ続けたいと思います。
よろしくお願いします(^-^)
Misa